新入社員の歓迎会。2次会でカラオケに。若者が歌う歌を知らないなどということは慣れっこだが、「これは誰の曲?」と質問して「AKBですよ〜」「シドです」…このあたりまでは、わからないなりに理解もできると思うのだが、「これ、えーと…。ボカロなんです」などと、説明しにくそうに答えられた経験はないだろうか。若者も、おじさんに理解させるのはムリだとわかっているから、なんだか面倒くさそうだ。「ボカロ=ボーカロイド=VOCALOID」をググれば用語の意味じたいはWikipediaあたりの説明でも理解できると思うが、若者の間に何が起こっているのかまでは教えてくれない。 簡単に言えば、初音ミク(実際は他にもキャラクターあるが)というコンピュータ上の仮想アイドルに打ち込みで歌わせた歌、ということなのだが、それだけの説明ではますます混乱すると思うので、もう少し解説を加えておく。続きを読む
ちょっと時間があったので読み返していたのだが、2000年に書かれた本書の「戦略なき競争」という指摘があらためて興味深い。著者によれば、日本企業は「すべての競争業者がほとんど同じ製品の種類、機能、サービスを提供し、同様の販売チャネルを使用し、互いの製造プロセスと同レベルの効率性を達成したとすれば、どの企業も独自の競争優位を持っていないことになる」と指摘し、この代表的な産業に半導体、アパレル、チョコレートを挙げている。半導体産業は著者の指摘どおりの問題で崩壊した。アパレルとチョコレート(製菓)も旧態依然の産業構造は変わらずリストラによる業界再編が進むだろうが、今となっては、戦略なき競争の代表格は家電メーカーだろう(著者もさすがに、2000年代にAppleがここまでの復活を遂げるとは想像していなかったのだろう)。
クラウド型ビジネスチャットChatWorkのローンチから1年で6万ユーザー獲得という数字は、ゲームを除く日本発のソフトウェア系プロダクトとしては快挙。しかし、山本社長自身も指摘するとおり、Googleやfacebookが「気づいてしまえば」パテントを抑えられないであろう(勿論この点、無策ではないだろうが)チャットワークの発想は、早晩危機に晒されてしまうだろう。
古典的な戦略としては、ランチェスターでいう「局地戦」「一騎討ち」で大手と戦うのがセオリーなのだろうが、その古典戦略を採ったと思われるmixiが、facebookの台頭であっという間に駆逐されてしまった事実を目の当たりにすると、もはや現代のIT業界にランチェスターが一般論としては通用しないことがわかる。
facebookが日本で流行し始めた2011年、すでに時価総額500億米ドルを超えていたfacebookは、日本で既に1千万ユーザーを持つmixiを買収するという選択肢もビジネス上はあり得ただろう。しかし、mixiの匿名主義がネックなのだろうか、現在もそのような話は聞かれない。現実を見ると、mixiが勝手にコケているので、それも正解だったのかもしれない。
そもそも、ユーザーの視点で見れば、facebookとmixiは似て非なるものであり、ファンダメンタルの部分から全くユーザーに働きかけるものが違う。mixiがfacebookに吸収されて実名主義になれば、ユーザーの半分以上は退会かスリーピング会員になるだろう。
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昨今の円高により、観光で日本に来る外国人から「日本のモノが高くて買えない」という声をよく耳にするようになった。観光以外でも、それぞれの自国で収入を得ている外国人は、自国通貨を日本円に両替するたびに収入が奪われているような気持ちになるだろう。わずか3年ほど前には、1米ドル120~130円だったことを考えれば、日本で使うかぎりは賃金が約60%相当にまで目減りしているのだから、無理もないだろう。これまで日本で30万円の商品を購入できたところ、突如としてそれが18万円になったのだから。
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